12.07.2011

国際開発 -九ヶ月前の自分が思っていたこと-




先日前のパソコンを整理していたら、

HPAIRに応募した時のアプリケーションを見つけてついつい読み返してしまいました。



国際開発がテーマです。



応募したのが三月終わり頃なのでかれこれもう9ヶ月以上も前に書いたことになります。


以前の自分はこんなことを考えていたのかぁと懐かしくなると同時に、

この九ヶ月間の間にずいぶんと新たな視野を得る事ができたのかなと思ったりもします。



様々なソーシャルビジネスとの出会いやiLEAPでのインターン、

ケニヤでのNGOコンサルティング的な経験その他シアトルでの生活を通して

これを書いていた当時には思い描かなかった世界が見えるようになった、



このことを改めて実感できたことはよかったですね。

先日もGates Foundationにも勤めておられたこともある

開発コンサルタントの方とお話する機会を得て、

大変有意義な時間を過ごすことができました。


”いくら技術的な支援が整ったって

結局重要になってくるのは人間味。

その点で国際協力において教育の担う役割は大きい””

とおっしゃっていました。






さてまぁこの文章は選考通ったにしろ今読み返すと稚拙な箇所も多々ありますが、

そのへんはご了承ください。



設問は



   Select your first choice panel topic from the drop-down list.
(僕はInternational Development/国際開発のパネルを選びました。 

 What aspects of this panel topic specifically interest you and why? Please elaborate on any relevant academic, work, and/or personal experiences that testify to your ability to contribute substantively to the panel.(Limit: 5000 characters)


です。


懐かしい。



What I am most interested in is how each sector of international development can cooperate and realize efficient development. Through the experiences of several international volunteer work camps, I felt a necessity of cooperation of three sectors: NGOs, companies, and govt. When we think about the way of international development, structurally there are two important views: horizontal connection and vertical connection.
There are so many factors for development such as education, employment, infrastructure, and medical care, and these are tightly connected with each other. This is the horizontal connection. HIV problem in developing countries, for example, needs medical care and technology enough to cover all of the patients, but also needs better education on how HIV spoils children, how they can prevent HIV, and other recognitions about HIV. Here we need to improve both factors at the same time. Improvement of one segment has little impact on the matter. Bottom up of all of the factors is required in the field of development. At this point, I think that many NGOs contact with other fields of NGOs or one expands their field over some factors. An organization which I took part in in India also provided various kind of support with children. While we taught them English, math, and about HIV during the work camp, we promoted the infrastructure of the small institution where children study.

Then, how about vertical connection? In my opinion, this is what is now needed in the field of international development. Here, vertical connection means corporations among three important sectors of international development: NGOs, companies, and govt., and each sector has each capability.

NGOs stand on the closest place to local people. Most of the NGOs are always besides local people. They try to find the solution and change the situation for local people and sometimes with them. Therefore, they are of advantage about connection with local communities compared to other sectors. When we think about international development, we have to know that there are variety of cases in each country, each area, and each people. That is why each NGOs acts for specific area. This fact shows the importance of NGOs because other two sectors cannot specify narrow area.

Companies, the second sector, are basically involved in international development in the demand-supply structure. Some of them contribute somewhat to international development as CSR, but I think that it is non-essential and omissible here. Global companies were not so much interested in the market of developing counties in the past. Since the end of 90’s, however, noticing the future possibility of the market, they gradually forged ahead to developing countries and started BOP business. BOP business is a business which targets to low-income population (Bottom of the Pyramid). Companies can contribute to an amelioration of their standard of living by providing people in developing countries with products which suit their lives. For example, P&G(U.S) developed, as a part of Childrens Safe Drinking WaterCSDWprogram, a purification powder which clean water, PUR(get rid of 99% of virus and bacteria, by P&G ), and enable people to get safe water easily in more than 40 countries.

Government, the third sector, can contribute to development in terms of systems, not only infrastructures, finance, and other bases. Some problems developing countries hold are caused of insufficient systems. It is said that in Cambodia highly capable teachers go overseas looking for a better-income job because salaries of public official are low.  Therefore the improvement of their salaries prevents the loss of competent teacher, and this is the base of well-developed education system. By this means, by developing the systems, governments make the better bases of each factor of development. This should be done with the cooperation of other countries government of course.

These three sectors have each advantage and disadvantage. For instance, NGOs are familiar with the demand of local people, but they do not have business experience or skills. Therefore, what I am saying is if the knowledge about demands of local people and business know-how are combined, better development can be achieved. This is vertical connection I said above. PUR by P&G is also in this case. One of the reasons of the success of PUR is low cost of distribution and promotion. By cooperating with local NGOs and international institute, P&G achieved this and succeed in spreading PUR even to the lowest-income people. I think this case is great success, however this kind of cooperation is still few, in other words, vertical connection is not enough. I would like to participate substantively in the panel and discuss international development from this point of view.

ハロウィーン & ThanksGiving



そういえば全然ブログを書かかないまま


もういつの間にかFall Quarterが終わってしまいました。


今クオーターにはいろいろとアメリカンチックなイベントがあったので


写真だけでものせておきます。


まずはハロウィーン。


 Capitol hillというエリアはハロウィーンで有名で

これぞアメリカっていう感じのハロウィーンでした。










どの家も本当にデコレーションがこっててなんだかテーマパークにいるみたいでした。









で、子供達はこういった家を


”Trick or Treat” といってまわるわけです。




中にはあまりの怖さに泣き出してしまう子供達もいましたw




で、みんなとりあえずいろんな衣装きてます。







マリオ系の衣装の人は多かったですね。







ドラキュラのFelix。



友達のホストマザーと。





まぁハロウィーンはこんな感じで、

あと先月末にはThanksGiving&BlackFridayがありました。


ThanksGIvingはエリカのお家に招いてもらって

アメリカンサンクスギビングディナーを頂きました。



ターキー丸ごと調理して、グレービーソースやクランベリーソースと一緒に食べる。

あとはマッシュポテトとかスタッフィーとよばれるターキーの腸にポテトとかつめたもの(?)を食べます。

これがすんごい美味しかった。


というわけでまあなかなかアメリカンな伝統イベントが続いたクオーターでした。



10.10.2011

英語のイディオム ~ケニヤ小学五年生のノートから~


一応アメリカに留学しているので、
たまには英語に関する事も書いてみることにします。

次のイディオムわかりますか?

1)live from hand to mouth
2)put cart before the horse
3)act the goat
4)shed crocodile tears
5)have your head in the clouds
6)give a cold shoulder to~
7)hit below the belt
8)let the cat out of the bag
10) rain cats and dogs


ちなみにこれ全部ケニヤの小学校でボランティアした時に見せてもらった小学五年生のノートに書いてあったイディオムです。

ケニヤは英国植民地だった為、現在でも幼い頃から英語教育が行われていますが、
動物に囲まれた生活をしているだけあって動物に関連したイディオムが多いのが面白いですね。



解答




1)live from hand to mouth その日暮らしをする


2)shed crocodile tears うそ泣きをする、そら涙をながす
   


語源:ワニは人間をおびきよせるためにうその涙を流すと言い伝えられている。(ALKより)




3)act the goat 馬鹿なまねをする、ふざける

やぎってそんな馬鹿なことするんですかね?



4)put cart before the horse 本末転倒である

例)It's like putting cart before the horse! (本末転倒じゃん!)

ちなみに


the tail wagging the dog

も本末転倒という意味だそうです。

犬がしっぽ(tail)をふる(wag)のではなくて「しっぽが犬をふる」から本末転倒なのですね。



5)have your head in the clouds うわの空


6)give a cold shoulder to~  〜を無視する

ちなみに無視された時は

get a cold shoulder

といいます。


7)hit below the belt  卑怯をする

ベルトの下はたたいてはいけません。



8)let the cat out of the bag うっかり秘密をばらす


語源:袋に入れた猫を「豚が入っている」とうそをついて売ろうとしたら、袋を開けられて、秘密がばれてしまったという話から。(ALKより)






9)lead a dog's life 惨めな生活を送る


10) rain cats and dogs 雨が激しく降る、土砂降り


語源:北欧神話で、猫は雨を降らせる力があり、犬は風を起こす力があると信じられていた。(ALKより)








いかがでしたでしょうか?


イディオムは知っていると会話の表現がずいぶんと豊かになるので


少しずつ学んでいけたらいいですね。

僕も頑張ります。



















そういえば先日
HBSのYuhai Xuan教授のソーシャルコネクションがM&Aの意思決定、経済効果に及ぼす影響についてのセミナーを聞いてきましたが、なかなか面白かったです。




買収する会社とターゲット会社の幹部同士のソーシャルコネクションをマトリックスで数値化(この数値化に関してはコネクションの強さ、影響力の反映等疑問もありますが)して、




M&Aの意思決定、結果とどのように関連性があるかを調べるという研究。










ソーシャルコネクションが強い程、M&Aによって生み出されるシナジー効果は小さい




というような面白い結果もでてて興味深い講義でした。

9.23.2011

マサイ、サファリ、そして自分



ナクルから車に揺られること六時間(ちなみに5人乗りの長距離タクシーみたいのに20人くらい乗っていました。後ろのトランクに約10人と前4人、後5人。)

ついにやってきましたマサイの地。


ジャンプで有名なマサイ族ですが、彼らは本当に跳ぶんでしょうか。








Yes, they do.







彼は今回僕をホストしてくれたEmmanuel。

写真だと分かりにくいですが、これ結構跳んでます。



エマニュエル曰く、マサイの戦士は手を伸ばして届く地点までは

ジャンプで頭がつかないといけないそうな。

しかも垂直跳びみたいに一回一回跳ぶのではなくて

かえるみたいにピョンピョンずっと跳んでいるんだからすごいです。




マサイの戦士は大きくなるにつれて親がジャンプの訓練をするそう。


そして女性は高く跳べる人を夫に選ぶというのは本当らしいです。


現在は多くの人が定住しているため、一夫多妻はあまりみられないようですが、


昔は本当に高く跳べる人が多くの妻をもらったそうです。


これはマサイの民家です。 



 陽気なおばちゃんに中も見せてもらいました。
この赤っぽいのはベットなのですが、なんと牛の骨でできているらしい。
(案外そんなに固くなかったですがw)



この村には9家族が住んでて、みんな伝統衣装を来て歌やジャンプダンスを披露してくれました。







火をおこしてくれました。








サファリにも行きました。


とりあえず、マサイの人たちの視力ハンパないです。


下の写真、どこかに動物がいるのですがわかりますか?







エマニュエルは普通に”あっキリンいるよ。見える?”

みたいなこと言うのですが全く見つけられず、(ちなみに写真はこれでも少しズームしてます。)

結局双眼鏡を使ってやっとこさ見えました。





みなさん見つけられたでしょうか?
これなら少しは簡単かもしれません。



... 




真ん中にキリンが二頭います。


実際大自然の中で動物を見つけるのは難しい時もあります。

これはどうでしょう?









さっきよりはずいぶん簡単ですが、辺り一面大自然の中で見つけるのはなかなか大変です。







ライオンが昼寝をしていました。



  





サファリは本当にライオンキングの世界でした。


ゾウとかシマウマとかありのようにいるし、


なんといってもそのスケールに圧倒されます。







そしてティモンとプンバァが大好きな僕としては

プンバァに出会った時は鳥肌が立ちました。



プンバァです。正式名はイボイノシシ。

なかなか愛くるしい顔をしています。


あとハイエナとかバッファローとかもいました。













あまりにもライオンキングワールドすぎて

サファリ中ずっとハクナマタタの曲が永久リピートしていました。

帰ってきたのでとりあえずライオンキング見ようと思います。








話は変わりますが、ホストのエマニュエルは三年前に私立の学校をたてて、今は校長先生をしています。

僕もそこで一週間程ボランティアというか先生のお手伝いをさせてもらいました。







マサイ族は歴史的に教育から阻害されていた背景があるそうです。


英国植民地時代に、戦士の民族であるマサイ族が反乱するのを恐れ

イギリスはマサイ族の住む地域の開発を進めず、教育もしなかった。

その結果1963年のケニヤ独立後も教育インフラの整備がなかなか進まず、現在でも多くの教育問題を抱えているそうです。


学校の数が足りず、公立学校では一クラス100人を超えるところもあるそう。

しかも多くの生徒が一時間、二時間でこぼこ道を歩いて登校しています。


エマニュエルはだから学校をつくって、地域の子供たちにしっかりとした教育を受けさせてあげたかった、と話してくれました。


彼はサファリでエコツーリズムビジネスをはじめ、その収入であと三つの学校を作るのが夢だそうです。


スポンサーを見つける機会になればと思い、iLEAPのinternational fellowship programを紹介したら、すごい興味をもったようでもう応募するつもりみたいです。

僕もいろいろな形でサポートできたらなと思います。







こうしてケニヤでの生活は終わった訳ですが、

それにしても素敵な生活でした。


まさに日の出とともに始まり、日没とともに眠る暮らし。

それも大自然と動物たちに囲まれながら。

サファリでの日の出


鳥の鳴き声に目を覚まし、南半球の空に満点の星を見ながら眠りにつく。


とても美しい世界でした。


確かに、バケツ半分の水で半ば凍えながら(朝と夜はかなり冷える)のシャワーとか、
常にまとわりついてくるハエとか、

今までインドとかベトナムで経験してきた生活よりもきついというか

水道電気の全くない生活に不便に感じる点ももちろんあったけど、


これでシャワー。



でもそういった時に、

んかやけくそになって、

がむしゃらになって

いつの間にか笑ってる自分がいた。


”なんなんだこの生活は”って。








”でもなんか気持ちいいじゃん”








鏡なんてなかったから自分の顔を見ることもなかったけど、


車のサイドミラーに過ぎていく顔はなんだか生き生きしてたな。


まるで炎天下の中サッカーの練習を終えた子供みたいに。







今思うと、大学に入ってサッカーを真剣にやるのをやめてから


”くそったれ”とやけくそになって


がむしゃらに何かを追いかけることも少なくなったなと思う。




もう一度熱くなってみてもいいかな。







とにかくこの二週間、ナクルとマサイのそれぞれのコミュニティのリーダーの下で活動できたのはとても為になりました。


そして強く思ったのは、ラファエルとエマニュエルだけじゃなくて


自分のコミュニティの発展、活性の為に尽力している人たちは他にもたくさんいるんだろうということ。


コミュニティデベロップメントの手法に関してもいろいろなケースを見てみたい。


あと最近開発コンサルやってる人と話がしてみたいと思ったりします。

誰か知り合いとかいたら紹介していただけたらうれしいです。

それではまた。



基本夕食はこれ。左のはウガリといってトウモロコシからできたケニヤでの主食。






川での洗濯




9.12.2011

ケニヤにて 〜TEARS シアターによるコミュニティエンパワーメント〜




ケニアに来てから早一週間が経ちました。

ライオンキングでおなじみのあの”ハクナ マタタ”の地です笑

あいにく”ハクナマタタ!”とはあまり言わないみたいですが、

”ハクナ(it's all right)” はスワヒリ語でかなり多用されていますw




まずナイロビきて思ったのはすごいインドと似ているなってことです。


町の散らかった感じとか
所狭しと通りに並んだ小さな店とか
車やtuk tuk (三輪のタクシー。たぶんインド起源でアフリカにも多い)の間をかきわけて人々が道を渡る感じとか
道の砂が風にのって口の中に飛び込んでくるとことか
牛が普通に歩いてるとことか(これはインドの方が多いけど)
手でご飯食べるとことか


でもよく考えたらインド人はかなり昔から東アフリカに入っていのだから

そんなに不思議なことじゃないのかもしれないですが。


いうなら”平和なインド”って感じです。
(治安的にナイロビは全然平和ではないですがw)

実際インド人経営者はかなり多いそう。

あと今中国人のアフリカ進出が有名ですが、

特にナイロビでは中国人を多く見ました。

そのせいか僕も歩いていると“hey Chinese! ニーハオ!”とよく声をかけられます。






そんなナイロビを数時間で離れ、

今はナクルという町にきてTEARS Group KenyaというNGOさんにお世話になっています。


ナクルはとても静かで気持ちのいいところです


TEARS ユースのエンパワーメントを目的とした団体ですが、その手段がとても素敵でユニークなのでちょっと紹介したいと思います。

ちなみにTEARSの創立者でお世話して下さっているRaphaelは、iLEAP(僕がシアトルでボランティアしている団体)のInternational FellowとしてSeattleに来たことがあり、

iLEAPを通してRaphaelを紹介してもらいました。



ちなみにこのRaphaelの子供がめちゃめちゃかわいい。笑



そして滞在中世話をしてくれたSocial Enterprise unitのチーフのLeah

いろいろな団体•人とのミーティングをアレンジしてくれたりして

本当にお世話になりました。

ちなみに同い年だけどもう大学卒業して去年からTEARSで働いています。




TEARS

Theater for
Empowerment and
Acceleration of
Researched
Solutions

の略です。

なんでシアター!?と思うかと思いますが、

実際これとても効果的なコミュニティへのアポローチの仕方なのです。


行き先のコミュニティを調査した後、そのコミュニティを訪れて何をするかと言えば、突然歌って、騒いで、踊りだします。

すると“何なんだあいつら!?”と人が集まってきます。ただHIV/AIDS に関する講義をしますって言っても誰も集まらないのは目に見えています。

とにかくBe Crazyだそうです。

まずは観客もまきこんでモビライゼーションをします。

オフィスでモビライゼーションの様子を見せてもらいました。




ちょと暗くてしかも短いですが英語の方のブログに一応動画がアップしてあります。



観衆の注意を集めたら、次はスキットと呼ばれる5−10分程の劇をします。

HIV/AIDSだったりドラッグだったり家族問題だったりコミュニティが抱える様々な問題についての寸劇みたいなものです。

劇を通して

“あっこれ自分たちのコミュニティが向き合わなきゃならない問題じゃん”

と気付かせるのが狙いです。





問題と向き合うきっかけを与え、そして例えば、保健センターでのHIV/AIDS検診やコンドームの着用を奨励するなどその問題解決のためのBehavior Change をサポートします。

コンドーム着用の奨励

HIV/AIDSの検診を促すポスター

シアターのメンバー(一部)



TEARSはマグネットシアターを行っているCommunity Outreach unitの他にもJob Training unit Social Enterprise unitがあります。


ジョブトレーニングユニットにはアート&グラフィクス、ファッション&デザイン、インフォメーションテクノロジーのコースがあり、ユースのエンパワーメントに貢献しています。

多くの若者にとって就職が厳しいケニヤ(ケニヤだけではありませんが)において、

TEARSは雇われ労働者ではなく、自分のビジネスを経営すること(アントレプレナー)を奨励し、そのためのBusiness management Financeのノウハウも教えています。


ただアントレプレナーと言っても日本で言う起業家とは少しニュアンスが異なります。

日本では八百屋さんを起業家とはあまり呼びませんが、

ケニヤでは多くの人が小さな露店を経営し、服や雑貨、野菜などを売っていて、彼らは皆アントレプレナーと呼ばれます。




そして彼らのほとんどがマイクロファイナンスやSACCOSaving And Credit Co-Operatives. 東アフリカではマイクロファイナンスよりも広まっている小規模ローンサービス。英語の方のブログに多少詳しく書いてあるので、興味ある方はこちら) 

を利用しています。



SACCO はグループローンよりも個人ローンがメインで、

だいたいセ−ビングの3−5倍程のローンをかなり低い利子率で受けることができます。(マイクロファイナンスの利子率は普通わりと高い。もちろん現地のヤミ金とかに比べたらずっと低いですが)


リスクの高い低所得者層を顧客としながらマイクロファイナンスのようにグループ責任制ではなく低利子個人ローンを行い、しかも賃倒率は1%程度。

とても興味深いシステムです。


 ただ利用者の大半はユースではなく担保となる貯蓄が多少ある中年層が多いとのこと。

担保のないユースのスタートアップビジネスのサポートなど課題は多いように思いました。


実際にこういったシステムが機能している現場、そして利用者及び運営者と直接話ができたことはとても貴重な経験になりました。

Genesis にて


VIsion Africa SACCOのマネージャーさんと



あとTEARSの掲げているゴールが素敵なので一応書いておきます。

To be a catalyst in the process of change by sharing skills, knowledge, expertise, experience & linkage 




ちなみに余談ですが、

ケニヤの女性の髪の毛はほとんどフェイクヘアーらしいです。

僕のおもちゃみたいなパーマでさえ羨ましがられました。 



Leahの髪の毛。撮影&掲載許可を得ました。”自分たちの髪をもっと誇りに思った方がいいよ”とのこと


あとケニヤの料理はとてもヘルシーで美味しいです。

白いのは主食のウガリ


チャパティとチャイ



今日でTEARSの訪問は終了し、明日からはあのマサイ族のいるエリアに行ってきます。

マサイ族は高くジャンプできると女の子にもてるらしいw


それではまた。









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