シアトルでSocial Entrepreneur に関わってる人達が
networkingの為に集まってきます。
この前ツイッターにも書きましたが、
実際に動いてる人達のお話を聞くと、
Social BusinessとかSocial Entrepreneurって
わりかし新しいからプラットフォームがなくて、
ひとつひとつのビジネスが孤立しがちな印象を受けます。
同じ分野では情報交換がスムーズに進んでるところもあるけど、
同じ目標をもってるのにアプローチの仕方が違うビジネス同士が
出会えるきっかけがなかなかない。アイデアを共有する場がなかなかない。
social entrepreneurの為のプラットフォームの必要性は明らかだし、特に最近高まってきてるのかなと思います。
アメリカの他のとこの雰囲気は知らないですが、
こっちの人いわくシアトルではSocial Businessはかなり盛んとのこと。
実際social Business関連の団体、イベント等わりと多く、
特にマイクロファイナンス系の団体が目立ちます。
僕もワシントン大学で、Grameen Americaというアメリカのかなり大きなマイクロファイナンスの下部
組織的な団体に入っていますが、
他のマイクロファイナンス系の団体の情報がたくさん流れてきます。
先日はUWでMicro Finance Caree Forumというのがあって、
14のマイクロファイナンス機関がブースをひらき、
夏季のインターンの募集等を行っていました。
僕もできることならしたいのですが、
何せSummer Quarterをとらなければならないので(普通の学生はSummer Quarterは授業とらないでの夏休みが三ヶ月くらいある)
残念ながらできそうにないです。
まぁでも夏学期からは某social business系の団体で
授業の合間を縫ってインターンさせてもらう予定です。
話がそれてしまいましたが、こっちにきてから
Social Entrepreneurのプラットフォームを構築しようとしてる二人の方にお会いする機会がありました。
一人はSocial Entrepreneurのプラットフォームとなり得るwebsiteをつくっていて(まだ試作段階ですが)
もう一人は物理的に共有スペースを構築しようとしていました。
つまり各Social Entrepreneurのオフィスを一カ所に集めて、そこでnetworkをつくろうということです。
ただ個人的に、ポイントになるのはどこまで巻き込んでいくかだと思います。
Social Businessというくくり自体あいまいではあるけれど、
例えば、「航空業界」とか「自動車業界」とかとはちがって
分野もセクターも種種雑多です。
ただだからこそideaを共有し、一緒に動き出したら
目標実現の可能性は一気に広がるのではないでしょうか。
ある一つの社会問題にスポットを当てた時
アプローチの多様化はまず欠かせません。
そして
他のイシューとなんらかの共通項を持つ場合
さらに広い範囲を俯瞰する必要があります。
まぁ面白い考えを持った人たちが
お互いのアイデアをシェアする場の必要性というのは
フランスでサロンが社交場として栄えた17世紀から
変わってないのかもしれませんが。
いずれにせよ
social businessのプラットフォームを構築する
という動きは今後もっとでてくるのではないかと思います。
個人的には一応BusinessではないNGOやNPO、
(途上国に対象をむけたbusinessにおいては)特に現地のNGOとかLocal communityを
巻き込んでいくのかどうか、どのようにして巻き込んでいくのか、がすごい興味深いところです。
僕は国際協力において各セクターの繋がり、協力がこれからすごい大切になってくると思っているので(現在の国際協力の課題の一つだと思います)
そことも絡めて考えていけたらなと思います。
(僕の国際協力に対する観はまたいつか書いてみようと思います。もちろん自分の中でも常に変わりつつあるし、それに僕の視野の狭さ、浅さを露呈するようなものですが)
ちなみにアメリカきて凄い思うのは、
社会人と学生の垣根があまりないこと。
日本では学生向けに、学生のために社会人を集めて、
っていうスタンスのイベントが多いように思いますが、
こっちはもう各個人が新たな発見、価値観、刺激をもとめて人が集まってくる気がします。
社会人の人達にとっても、素敵なアイデアを持っている人達とnetworkingをつくるために
こういうイベントはとても有意義なのだと思います。
社会人networking meetingに
実際に社会で動いている人達と繋がりたい学生が参加してるっていう感じです。
ちなみに今回のmeetingではASHOKA財団の人に会ったのですが、
その人は
若世代のEntrepreneurをサポートするYouth Ventureっていう結構大きなプロジェクトのマネージャーやってる人で、
幸運にもインターンのお話をいただきました。
授業の関係もあるし実際にできるかはまだわからないのですが
とりあえず今度会ってお話することになりました。
あと偶然iLEAPのStephenieさんにも再会。
やっぱりシアトルって狭いですね(笑)
というどっちかっていうとSocial businessの世界がまだ狭いのか。
アメリカがこれからinnovationとどう付き合っていくかもなかなか面白いポイントかもしれません。
知人から聞いた話ですが、オバマ大統領はアメリカはinnovationに投資するべきではないと考えているとか。
予算問題等も考慮してinnovationを生み出すのは他の国にまかせる、ということなのでしょうか。
興味あったら下の記事(The Economist)も読んでみたら面白いかもしれません。
http://www.economist.com/node/18651194?story_id=18651194
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