8.10.2011

シリコンバレー振り返り

初シリコンバレーもあっという間に終わってしまいました。

自分のためにも今回の見聞や自分の頭の中にあることを書き留めておこうと思います。


初日のジャノベーションと七夕パーティー。

人のアイデアを聞くのはやはり楽しいですね。




ただピッチコンテスト聞いてて改めて痛感したのは、

あれだけ何人もの方が立て続けにピッチをすると、

終わって席立った時に頭に浮かぶのは

ほんの一部。




もちろん素敵なピッチをたくさん聞けて楽しかったですが、

三分間ピッチではいかに印象を残すことが大事か改めて痛感しました。

自分の伝えたいこと、

そのビジネス構想の持ち味を

最大限コンデンスして、

後はブースでっていうスタンスの方が

聞き手に優しく、かつピッチの意義的にも効果的。



また、その点を考えるとブースの時間が少し短かったような気もします。

とにかくいい勉強になりました。




個人的にはピッチの後のパネルも結構面白かったです。

パネリストはシリコンバレーに関わる各国のジャーナリストの方々。



印象に残ってるのは


シリコンバレーは社会現象(userの反応も含め)が原動力となっていてカンパニーの集合としてシリコンバレーがあるのではない、


 • (シリコンバレーの変化についての議論で)VC(ベンチャーキャピタル)がアイデアのみならず、人としての魅力にも注目するようになっていきている。


(スタートアップをしようとしている人へのアドバイスとして)よりコンペティティブになってきたマーケットの中では(違うソースからだが、シリコンバレーでは一年に17,000の起業があり、10000が市場から撤退。でも今年は27,000らしい)、エモーションレベルでuserやカスタマーにリーチする必要がある。

など。


あとはシリコンバレーに来た当初と同じゴールを掲げているベンチャーはない、だからflexible に、という話がありました。




個人的には、自分の本来の目標•姿勢•モチベーションに時には固執する(原点回帰)というか、

そこにこだわることはコンペティティブな市場だからこそ必要なのかなとも思う部分もありますが。


もちろん変化あってのシリコンバレーですが、
だからこそFlexibleになる部分と固執する部分のバランスが大切なように思います。











シリコンバレー自体の議論もなかなか面白いですね。


アレンマイナーさんいわく、
What makes Silicon valley Silicon Valley is people who pay attention to it
だそうです。



誰かが

No one knows where Silicon Valley is.


とも言っていました。

(バブルの話も含めて考えると

なんだかリーマンの時と同じような気配がしないでもないですがw)




とても稚拙なことを言うと、


バブルを仮定したときに、その中の経済主体がバブル回避させることはできないのかと考えてしまいます。

もちろん短中期で考えれば個々の経済主体が資本主義的行動をとることは当然なのかもしれないのですが、


リーマンショックを経た今、社会全体利益を考えて

投機熱を抑えるような経済行動は起きないのかと。

歴史が歴史になる前にまた同じことを繰り返すのだとしたら

人は愚かな生き物だといわぜる終えない話になってしまいます。



経済学ちゃんと勉強しないでこういうのはよくないのですが、

なぜか感覚的にはこういう稚拙なことを感じずにはいられないです。







その後のパーティ&飲み会ではまさのおかげもあって

牧さんや木下さんはじめ、SFCの方にも多くお会いしました。

牧さんのことは  以前から友人伝いに聞いていてお会いしたいと思っていたので

今回一緒にお酒飲めてよかったです笑




パーティーでは僕以外全員慶応という素敵なメンバーでお話していましたw

こっちにきてから以前にもましてSFCネットワークの繋がりの強さを感じています。

こんなに自分のアイデンティティとして根付く大学もそうそうないと思います。




アントレプレナー教育も日本の中では抜出ていると思うし、

今までお会いした教員や学生の方々もとても魅力的な方々ばかりで


少し羨ましくも思います。


SFC社会学 とかSFC人材論とか考えてみたら面白いのではw


これからも繋がっていきたいですね。


まさと、帰国したら東大とSFCでコラボして(or battlew

イベントをやる予定なので興味ある人は連絡してください。




話がそれてしまいましたが、

飲み会での牧さん、Kinoshitaさん、Hitostugiさんのお話はとても興味深く、

自分との向き合い方や自分の将来を考える上でも大変勉強になりました。

将来、未来から過去を眺めたときに一つ一つのドットがつながっているかどうか。

あるいはどのようにつながっているか。

そういう視点で自分と向き合ってみるのもまた一つかもしれません。

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